お墓参りの順番とマナーについてまとめました。
お参りの順番に沿って、それぞれのマナーや注意点について説明いたします。

1)墓地に到着
【住職や管理人へのあいさつ】
お墓にもさまざまな形態があります。寺院墓地であれば住職やその家族がいますし、民営墓地などでは管理人がいることもあります。
必ずしなければならないわけではありませんが、特に寺院などではひとこと挨拶をしてからお墓へ向かうのがよいでしょう。

【お参りの時間は常識の範囲内で】
お参りに行く時間は常識の範囲内にしましょう。
開門時間と閉門時間が決まっているところではその時間に合わせるべきです。
日が昇り、沈むまでの間であれば誰かの迷惑になるということはありませんが、夜間のお参りは近隣の人たちにも不安を与えるので避けましょう。

【六地蔵にも手を合わせる】
多くの墓地ではその入り口に六地蔵が祀られています。六地蔵は六道(地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人間道、天道)に生まれ変わる衆生を救うためにそこにおられます。また、墓地との境界に立ち、そこに眠る死者たちを見守るためにおられます。
お花やお線香をお供えしなくても、前を通る前には合掌して一礼しましょう。

2)お墓を掃除する
【まずは墓石に合掌と礼拝】
お墓の前に立つと、まずは手を合わせて礼拝しましょう。
「お墓参りに来ました。いまからお掃除を始めます」という挨拶を、まずはご先祖様にするのです。

【掃除】
お墓をきれいに掃除します。
地面から生えている草を抜き、墓石の汚れをきれいに洗い落とします。古い花は捨てて、花立ての中の水もきれいに入れ替えましょう。

お墓はそもそも野外で雨や風にさらされるものです。劣化してしまうのはやむを得ないことです。掃除も負担がない程度にしましょう。

3)お供え物を置く
墓前にはお花と、お供え物と、香を供えます。また、「水溜」と呼ばれるくぼみに水を入れます。
お供え物の下にはできれば半紙を敷くのがよいでしょう。
故人様の好物でお酒を供える方がいますが、絶対に墓石にかけないようにしましょう。石の劣化につながります。

4)お墓に手を合わせる

すべてのお供えができあがったら、気持ちを落ち着けて、手を合わせて、まずはお墓参りができたことの感謝を述べ、ご先祖様とじっくりと語らってください。

近況報告する人、寂しさを吐露する人、お願い事をする人、さまざまです。お経を声に出して読まれる人もいます。

5)隣近所にも気を遣う
一連のお参りの中で、隣や前後のお墓に迷惑が掛からないようにしましょう。
また、近隣のお墓が汚れていたら軽くきれいにしてあげるとよいでしょう。家の隣人と同じで、お墓の隣人とも仲良くされることをおすすめします。

6)ゴミの扱い
ゴミ捨て場が定めてある場合は、きちんとその場所に捨てましょう。ない場合は責任もって自宅まで持ち帰ります。

お供え物は、昔は墓前に供えたままにしておきましたが、最近ではほとんどの墓地がお供え物を持ち帰るようにと促しています。
カラスがやって来たり、浮浪者が侵入するなどして、墓地の中を荒らされることを防ぐためです。
また、墓石そのものの汚れを防ぐためでもあります。


周りの方に迷惑がかかるお墓参りは、ご先祖様自身がきっと悲しまれます。
お墓参りにおいては、特にマナーにはきちんと気をつけましょう。