墓地は利用者全員にとって大切な公共の場です。
ひとりひとりがマナーの意識を持って使用することで、お墓参りがしやすい墓地が実現します。
ここでは、基本的なことばかりかもしれませんが、墓地でしてはいけないこと、注意しなければいけないことをまとめました。

1)非常識な時間帯のお参り
お墓参りの時間帯に決まりはありません。朝早くにお参りする方もおられますし、夕方にお参りに行くことが当たり前の地域もあります。仕事などで忙しい方は、早朝、あるいは夕刻という方もいるでしょう。
とはいえ、夜間のお参りは避けるようにしましょう。近隣の方が不安に思われるかもしれません。
また、開門と閉門の時間が決められている場合は必ず守りましょう。
寺院の境内にお墓がある場合も、山門が空いている時にお参りするようにしましょう。

2)他家の敷地内に入らない
お参りをしていると荷物や道具が広がって、ついつい他家の敷地内に物を置いてしまうことがあります。
また、墓地内を清掃する際に、側面や後ろに回り込むときについつい隣の墓地やうしろの墓地の敷地内に足を踏み入れることがあるかもしれません。

お墓は私たちにとっての住宅と置き換えてみて下さい。どんな事情でも、勝手に足を踏み入れられていい気はしないものです。
やむを得ない場合は仕方ないにしろ、極力他家の敷地内には入らないようにしましょう。

3)お墓にアルコールをかけない
故人様やご先祖様がお酒が好きだったということで、ビールやお酒などを墓石にかける人をたまに見かけますが、これは墓石の劣化のもとになります、絶対にやめましょう。

4)お供え物はきちんと持ち帰る
最近の墓地のほとんどは、お供え物を持ち帰るように促しています。
これにはいくつか理由があり、カラスや動物がお供え物を目当てに墓地内を荒らすことが多いためです。
また、浮浪者の人が墓地内を徘徊することの避けるためでもあります。
そのため、お供えしたものはきちんと持ち帰るようにしましょう。

また、アルコールに限らず、お供え物の染み出た糖分などがお墓のシミの原因になります。汚してしまった場合は墓石をきちんと拭きとっておきましょう。

5)ゴミは所定の場所に捨てる。なければ持ち帰る
古いお花などのゴミが出た場合、ゴミの集積場がある場合は必ずそこに捨てるようにしましょう。ない場合は自分たちで自宅まで持ち帰るようにしましょう。

6)清掃道具もきちんと元ある場所に片づける
墓地によっては、桶と勺だけでなく、タワシやスポンジやタオルなど、掃除道具を共有している墓地も数多く見かけます。これらを使用したあとは、きちんときれいに洗い流した上で、所定の位置に戻しましょう。

7)隣のお墓にもあいさつを

これは提案で、絶対にしなければならないわけではないのですが、自分のお墓の両隣は、簡単に手を合わす、枯れた花を抜き取る、というような慣習が根付けば、墓地全体がもっときれいになるのではないでしょうか。

そもそもお墓はご先祖様の家です。
わたしたちが自分の住む家でもしているように、お隣様とのお付き合いはとても大切なことで、これをお墓でしてもよいのではないでしょうか。
きちんとした掃除やお供えの必要はないですが、1つ手を合わせてあげるだけでも親近感が湧き、お墓参りがさらに楽しく、すがすがしくなるように思います。